6月4日付けにてエクリズマブ(商品名ソリリス)に関するDPC適用についてご報告させていただきました。
その件について、以下の訂正をいたします。ご確認お願いいたします。
1)DPCに含まれる状況として輸血を行なった場合があること
2)企業に相談して作成したと記載してあること
3)添付した資料が本からの転用であり、著作権の問題が出てこないか。そのため、見にくいですが厚労省の資料そのままにします。
エクリズマブが2016年4月よりDPC対象となり、入院治療で使用した場合に多額の赤字になることが明白で
あるため、日本血液学会、日本腎臓学会、日本小児科学会、日本血栓止血学会の4学会よりDPC適用から外す要望書を厚労省に提出しました。
その結果、本年4月よりPNHおよびaHUS患者に対するエクリズマブ使用において一部DPCから外れることになりました。
ただ、添付ツリー図(厚労省資料抜粋)の通り完全にDPCから外れたわけではないため、引き続き注意が必要です。
基本的には、手術・輸血(凍結血漿成分輸注を除く)を行なわずにエクリズマブを使うとDPCから外れるということになりますが、
手術による侵襲でPNHやaHUSが悪化し、エクリズマブを使用した場合には、事務方とよく相談して保険請求することが必要だと思われます。