急性期DIC研究の再活性化を推進するための委員会の命題である「DIC研究の推進」のためには、若手研究者の新規参入を促し研究の裾野を広げることが必須であるという考えのもと、臨床評価研究所のご協力をいただき1年の準備期間を経て、2023年11月9-11日の3日間、ホテル軽井沢1130におきまして臨床研究推進ハンズオンセミナーが開催されました。兵庫医科大学臨床疫学教授 森本剛 先生はこれまで実践的な臨床研究教育を数多く開催され、実際に参加者から数多くの論文が国際学術誌で出版されており、今回本学会の若手会員を対象に、臨床研究の基礎から解析テーマの決定、実際の統計解析までを以下の日程でみっちりご指導いただきました。
会場:ホテル軽井沢1130 2階 白根・妙義
時間 | 形式 | 内容 | 所要時間 | |
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14:20 | 14:30 | – | 軽井沢駅・南口ロータリー駐車場 無料シャトルバス乗り場 / 集合 |
0:10 |
14:30 | 15:30 | – | 軽井沢駅から移動(無料シャトルバス14:30出発)/ 受付・チェックイン |
1:00 |
15:30 | 15:50 | プレナリー | 開会式・オリエンテーション | 0:20 |
15:50 | 16:30 | 講義Ⅰ | 臨床研究デザイン | 0:40 |
16:30 | 17:20 | グループワークⅠ | 臨床研究計画 | 0:50 |
17:20 | 17:30 | 講義Ⅱ | データベース | 0:10 |
17:30 | 18:00 | – | 休憩 | 0:30 |
18:00 | 18:40 | ハンズオンⅠ | 統計解析ソフト導入 | 0:40 |
18:40 | 20:00 | – | グループディナー | 1:20 |
20:00 | 20:30 | 講義Ⅲ | 統計解析の原則・記述統計 | 0:30 |
20:30 | 21:00 | ハンズオンⅡ | 記述統計実習 | 0:30 |
21:00 | 21:30 | 講義Ⅳ | 単変量解析の構造 | 0:30 |
21:30 | 22:00 | ハンズオンⅢ | 単変量解析実習(導入) | 0:30 |
22:00 | 0:00 | グループワークⅡ | 研究計画書作成 | 2:00 |
時間 | 形式 | 内容 | 所要時間 | |
---|---|---|---|---|
9:00 | 9:30 | ハンズオンⅣ | 単変量解析実習(確認) | 0:30 |
9:30 | 10:30 | 講義Ⅴ | 生存解析と多量解析の構造 | 1:00 |
10:30 | 10:50 | – | 休憩 | 0:20 |
10:50 | 11:50 | ハンズオンⅤ | 生存解析・多量解析実習 | 1:00 |
11:50 | 12:20 | 講義Ⅵ | 臨床研究に必要な図表 | 0:30 |
12:20 | 13:20 | – | 昼食 | 1:00 |
13:20 | 15:20 | グループワークⅢ | データ解析実習・図表作成 | 2:00 |
15:20 | 15:50 | – | 休憩 | 0:30 |
15:50 | 16:20 | 講義Ⅶ | 現実性と科学性のトレードオフ | 0:30 |
16:20 | 18:00 | グループワークⅣ | 研究計画書作成・データ作成 | 1:40 |
18:00 | 20:00 | – | ネットワークディナー | 2:00 |
20:00 | 0:00 | グループワークⅤ | 研究計画書作成・統計解析・発表用資料作成 | 4:00 |
時間 | 形式 | 内容 | 所要時間 | |
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9:00 | 9:30 | – | 発表準備 | 0:30 |
9:30 | 11:00 | 発表討論 | 研究計画書・解析結果報告 | 1:30 |
11:00 | 11:15 | プレナリー | ラップアップ・閉会式・受講所授与 | 0:15 |
11:15 | 11:35 | 移動 | 0:20 | |
11:35 | 12:35 | – | 軽井沢駅へ移動(無料シャトルバス11:35出発) | 1:00 |
12:35 | 12:45 | – | 解散 | 0:10 |
山川委員長の開会の挨拶で始まりました。本委員会でのセミナーの位置づけと趣旨について説明がありました。
森本先生の講義のあと、それに関するハンズオンセミナーをチューターの先生方のご協力をいただきグループごとに行いました。
最終日には、これまでの学習の成果のまとめとして仮想データを用いての研究計画・解析結果の発表が行われました。その後森本先生からのフィードバックをいただきさらに理解が深まっていたようでした。
標高1130mから見る晩秋の軽井沢は絶景でした。
セミナー終了後、受講者の方々にご協力いただきアンケートを実施しました。セミナー評価に加えて、セミナーを通じて得られた知識を論文執筆につなげるべく本委員会のもう一つのプロジェクトであるLOCOMOCO(Landmark Of Clinical Observations in MicrOcirculation and Coagulation Outcomes)事業への参加の希望、およびセミナー内で受講生よりいただいたAdvance版のセミナー実施の希望について委員会からのアンケートを実施しました。受講生の皆様からいただいたフィードバックも非常に好評で、次回開催に向けての参考にしたいと思います。
急性期DIC研究の再活性化を推進するための委員会からのアンケート結果
■本委員会主催の論文作成グループ(LOCOMOCO)への参加を希望されますか?
はい 12
いいえ 3
わからない 1
■Advance版セミナーを企画した場合、参加を希望されますか?
はい 11
いいえ 1
わからない 4
セミナー評価
今回のセミナーを通じて得られた経験を活かし、「DIC研究の推進」に貢献するための取り組みをさらに加速して進めていく所存です。受講者からのフィードバックをもとに、今後もより効果的かつ参加者のニーズに応える形でのセミナーを企画したいと考えております。
本セミナーの開催にあたり多大なご協力を賜りました参加者、臨床評価研究所スタッフ、学会事務局、本委員会委員の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
敬具
急性期DIC研究の再活性化を推進するための委員会
委員 和田 剛志
委員長 山川 一馬