2015年10月
一般社団法人 日本血栓止血学会
会員の皆様
特定非営利活動法人日本血管外科学会
理事長 宮田 哲郎
編集委員長 佐藤 紀
PADガイドライン作成委員長 大木 隆生
謹啓 白露の候、貴学会におかれましては益々御清栄のこととお喜び申し上げます。平素より日本血管外科学会の活動にご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、日本血管外科学会はこれまで、無症候性あるいは間欠性跛行PAD患者(末梢動脈疾患)に対する安易あるいは無理な侵襲的治療が散見される状況に関し、注意を喚起する発表をおこなって参りました。そのような折、2015年2月5日 米国血管外科学会(the Society for Vascular Surgery、以下SVS)より「SVS practice guidelines for atherosclerotic occlusive disease of the lower extremities: Management of asymptomatic disease and claudication」と題したガイドラインが出版されました。
日本血管外科学会では、我が国のPAD診療に携わる医師及び医療関係者へPADの標準的診療指針の普及を図り、しいては患者QOL向上を目指す診療の実施・展開を図る事業の一環として、本SVSガイドラインを翻訳し、日本血管外科学会雑誌の別冊として刊行し、PAD診療に携わる多くの先生方の参考として頂くために、閲覧制限の無い状態でJ-STAGEに掲載いたしましたのでご案内致します。
【下肢アテローム硬化性閉塞性動脈疾患に対する診療ガイドライン】
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsvs/24/Supplement/_contents/-char/ja/